私は、理系専門職として民間企業で働く、30台中盤の会社員です。
私の職場にも、やはり私と同様にアトピー性皮膚炎を患い、治療を続けている方々がいます。30代中盤になっても皮膚症状を抱える彼らのほとんどは、いわゆる標準治療を受け続け、ステロイド外用剤を用いた症状のコントロールを行っている方ばかりです。私は結局使う事はありませんでしたが、プロトピック軟膏を使っている方もいます。
入社同期の一人は、入社時には健康的だった顔が、現在は真っ赤に腫れ、どう見ても通常の状態ではないことが分かります。昼の間も痒みが訪れるとトイレに駆け込み、ステロイドや保湿剤などを塗っているようです。
別の同期の一人は、手にずっとマイザーなどのvery strongクラスを塗り続けた結果、70代の老人のような皮膚の手になってしまっています。
現在の私は、究極的には脱ステロイドに踏み切らない限りステロイド外用剤の影響を受け続け、症状が悪化し続けると考えているため、彼らにもそれとなくそのような知識を伝える事があります。
ですが、ステロイド外用剤で良くコントロールされていると考える彼らは、私のそのような話も話半分で聞いており、結局は治療法を変える事はないようです。医師ではない私も、あまり強く脱ステロイドを勧める事もできないため、内心彼らの将来を心配する気持ちを抱えたままの関係を続ける事になります。
私は、脱ステロイド後の激悪化を経験しているため、脱ステロイドが絶対に正しいと私自身言い切れない事も、彼らに強く勧められない理由です。この正しさを自ら証明するためにも、私はこのブログを通じて、治癒に至る軌跡を記録していきたいと考えています。
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