【(2015/4/7~) 脱ステロイドの数日後】
脱ステロイド後1週間程度までは、まだ急激な悪化はなく、普通に生活できる程度の症状でした。
そのため、公園や美術館などにも普通に外出できていましたし、比較的平常な生活を送る事が出来ていました。
しかし、徐々に手を始めとして太ももやふくらはぎ、腕など全身に強い痒みが現れるようになり、掻いた部分に皮が形成されず、湿潤したビラン状態となり、浸出液が漏れ出すようになりました。この浸出液は、見た目や身体的な辛さに加えて、精神的にもダメージが大きく、とてもとても苦しいものでした。
あまりにも酷い状態であったため、写真を撮影し記録を残しておく、という発想ができる状態ではありませんでした。
さらに日が経過すると、指は固い皮膚で覆われゾウのようになり、その硬い皮膚の割れ目から浸出液が溢れ出し、あまりの辛さに正常な精神状態を保つ事が困難でした。
夜には、浸出液で布団のシーツを汚しながら横になると、凄まじい痒みに襲われ全く眠る事ができず、夜通し全身を掻きむしり、ほとんど眠れないまま会社に出社するという状態にまで至っていました。
今振り返れば、当時の私はまさに生きる屍のような状態で、見た目も異常で、あまりの辛さに発狂し、死を強く意識するまでに至っていました。それでも何とか毎日を生き続ける事だけを目標に過ごしていました。
このような状態でも仕事を続けていたことは、通常では考えられない事かもしれません。
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